予防を重点に考えた治療
せっかく治療をしたのに再発してしまうのは何故か。再び治療を繰り返さないために歯科医院では何が出来るのか。私たちはお口のトラブルの「原因」を取り除くことが再発防止に繋がると考え、一人一人の患者さまが抱えるお口のトラブルの原因の特定と、最適な予防プログラムの提案を行っております。
歯科疾患の主な原因は「咬合バランスの悪さ」と「口腔内細菌」です。お口の中に歯周病菌が多ければそれだけで歯周病が進行しますし、歯並びが悪いことで歯の機能面に影響を及ぼしているのであれば、一部のみに負担がかかり歯の寿命を縮めてしまいます。一人一人の患者さまのお口に合った治療計画を立てなければ再発を防止することは難しいため、当院ではまず初めにカウンセリングや検査にしっかりと時間を取り、細菌のバランスや噛み合わせをしっかりとチェックしていきます。
当院では、患者さまの現在のお口のリスクや治療後に期待できる予防の効果まで考えた上で治療を行います。患者さまが歯科治療において二度と辛い経験をすることなく、気持ちよく定期検診に通っていただけるよう、予防歯科を通じてお口の健康を長期間サポート出来る歯科医院を目指しています。
徹底した衛生管理
当院では、高圧蒸気滅菌器による治療器具やタービンの滅菌を徹底している他、使い捨て器具なども活用しています。
空気清浄機による空気中のウイルスや細菌、花粉、微粉塵などを素早く除去するなど、当院を受診される方はもちろん、来院されるすべての方に安心していただけるよう、常に安全で清潔な医療環境の整備と維持に尽力しています。
ハンドピース滅菌器
手洗いでは洗浄が困難なハンドピース(歯を削る際に使用する器具)を、確実に滅菌します。洗浄・注油・滅菌までの工程を行います。
オートクレーブ(高圧蒸気滅菌器)
消毒や殺菌だけでは死滅させることが難しい歯科用器具に付着したウイルスや細菌を、高圧蒸気によって「滅菌」させます。
口腔外バキューム
治療中に飛び散る目に見えない細かな水や有害な粉塵を患者さまが吸い込んでしまわないよう、しっかりと吸引します。
使い捨て器具
滅菌処理を行えない紙コップ、エプロン、麻酔カートリッジ、注射針、メスの刃などの器具は、患者さまごとに使い捨てのものを使用しています。
ポセイドン
「ポセイドン」と呼ばれる歯科ユニットウォーターライン除菌装置は、添加物を一切加えることなく、水道水をきれいに除菌することが可能な最新装置です。ポセイドンは歯科医院だけでなく、病院の手術室でも使用されています。
「ポセイドン」を設置することで、水道水に含まれる塩素濃度が補正され、その成分である「次亜塩素酸」と「次亜塩素イオン」を含んだ「電解中性機能水」が歯科ユニットや院内全体に流れます。
つまり、人と自然にやさしい上に除菌力もある電解中性機能水が医院全体の排水管に流れ、細菌の繁殖を抑制し、治療環境をより衛生的に保つことが可能です。
キョーナンデンタルオフィスでは、今後も患者さまに見える部分だけでなく、目に見えない部分への配慮も忘れることなく、院内の衛生管理の徹底に努めてまいります。
歯科用3D-CT・デジタルレントゲン
立体的に撮影が可能なため、肉眼では分からない歯茎の中に埋まっている骨の状態や、歯根部分のむし歯の状況などをしっかりと把握することができ、従来のフィルムタイプと比べてデジタルなのでより多くの情報を得られるため、より正確な診断を行うことができます。
歯科用なので撮影部位が限られており、キョーナンデンタルオフィスで導入している歯科用3D-CT・デジタルレントゲンは、X線を通常よりも狭い範囲に照射することが出来るため、被曝量が格段に低いことが特徴です。
また、わずか12秒のフルスキャンで3D画像を取得することが出来るため、患者さまへの負担も軽減できます。
痛みの少ない治療
麻酔時の痛みを軽減する取り組み①
表面麻酔の使用
麻酔時の痛みを軽減する取り組み②
麻酔液を人肌まで温める
麻酔時の痛みを軽減する取り組み③
極細針を使用
痛みや不快症状の少ない歯石の除去
超音波スケーラーによる痛みの軽減
予防ケアをより快適に受けていただけるよう、歯石除去、歯周ポケットの細菌の洗浄に特化した超音波スケーラーを採用しています。
超音波スケーラーは消毒液や温水の使用が可能なため、知覚過敏や歯周病など患者さまのお口の状態に合わせた使用が可能です。
肉眼の6倍まで見える拡大鏡による精密治療
拡大鏡とは?
拡大鏡は歯科用ルーペとも呼ばれるもので、患部を6倍前後に拡大して見ることができる器具です。
歯科治療はお口の中という暗くて小さな場所に行うものですから、肉眼のみに頼った治療だけでは治療の精度に限界がありますし、そもそも肉眼ではほぼ確認できない組織もあるものです。
そこで当院では、治療の際にはこの拡大鏡を常に使用することで治療の精度を向上させる精密治療をご提供しております。
精密治療、低侵襲治療、長持ち治療の関係性
拡大鏡による精密治療を行うことで、むし歯を削る際などは健康な歯をできるだけ削らずに残すことができたり、詰め物などをより精密に接着することが可能です。
歯を削る量を少なくできるということは、将来的に歯を保存できることに繋がります。(歯科保存治療)
また、詰め物などの適合性を良くすることは、むし歯の再発を抑制したり、治療を長持ちさせることにも繋がります。
拡大鏡を使用した精密治療のメリット
- 天然歯を可能な限り削らず、保存治療を行える
- 処置面積を少なくすることで、術中や術後の炎症を抑制することができ、痛みの軽減にも繋がる
- 詰め物・被せ物の適合性が高まり、歯を長持ちさせられる
- 肉眼では見えない組織もしっかりと確認でき、早期発見に役立つ
患者様に合わせた治療のご提案と丁寧な説明
カウンセリングツール
当院では、十分な情報を得た上での同意(インフォームドコンセント)を重要視しているため、患者さまのお口の状態を分かりやすく確認していただける専用のカウンセリングツールを用いて、現在の症状や今後の治療計画などを分かりやすくご説明いたします。
ご自身のどこが悪いのか、どんな治療を行うかなどが分からないままでは本当に良い治療は出来ません。患者さまご自身が症状や治療内容をきちんと把握し、ご納得された上で治療を進めていきますのでご安心ください。
イラストや動画で分かりやすく説明
カウンセリングツールでは、お口の中の状況がわかりやすいイラスト付きの診断書の作成や、大きな画像を用いた画像や動画などを用いてひと目でわかる治療計画や治療内容のご説明が可能です。
さらに、検査結果はデータ化して記録が可能なため、治療前後の画像を比較して見ることができ、お口の健康管理の大切さをより実感していただけます。